2015.3.21
自由について。
バイクが与えてくれるものがなにか、と言うことになると、やはり何を差し置いてもそれは「自由」だろうと思うんです。バイクに乗ると他のどんな乗り物に比べても際立った自由度がバイクの特徴だということを思い知らされます。
先日思い立ってTL125イーハトーブに乗って日帰りで秩父方面を走り回って来ました。春まだ浅いこの時期でも、結構な数のバイクとすれ違いました。最近昔のように対向車のバイクから手を振られたり合図を送られることが増えているような気がします。バイク乗り同志仲良くするのも悪くはないですね。
TL125 "IHATOVO"
先日思い立ってTL125イーハトーブに乗って日帰りで秩父方面を走り回って来ました。春まだ浅いこの時期でも、結構な数のバイクとすれ違いました。最近昔のように対向車のバイクから手を振られたり合図を送られることが増えているような気がします。バイク乗り同志仲良くするのも悪くはないですね。
View from the Shomaru Pass
小さなバイクの圧倒的な自由。
いくら便利でも公共交通機関=電車やバスや飛行機での移動というのは、動物としてのひとの身体能力を拡張していることにはならないと思います。運ばれているだけですものね。ちょっと毒を吐かせてもらいますが、時刻表に従って鉄の箱に押し込められて進む方向の景色も見ずに決められた番号の席につかされて奴隷のように移動をして、なにが旅でしょうか。旅のなかの大事な移動を人任せにしてしまっては移動の実感、はては生きている実感も得られることはないでしょう。寝てても目的地に着けてしまう旅なんて、無意味です。
ところが小さなバイクでの移動ではなにもかもが自分の責任。自分が走ってバランスをとってやらなければ立っていることさえできないこの不完全な相棒と、でも力を合わせて坂を登り長い道のりを一緒に走っていくんです。夜中だろうが夜明けだろうがいつ旅立とうと止まろうと自由。いつどこで曲がろうと目的地を変えることさえ自由。そして、望まぬ転倒をする自由までついてきてしまいます。だからこそ気が抜けません。全神経が活性化した状態で旅することが否応なくできてしまいます。
バイクほど素晴らしい旅の相棒、いえ人生の相棒はいない。
旅のすべてを味わいつくそうとすれば、「小さなバイクでの旅以上の方法はない」と僕は思います。
Sotaro Inoue -Editor
Web SHERPAではそんなバイクと生きる方法・愉しさをお伝えしたいと思います 。
そして、そんなバイクはどんな最新型でもやはりクルマとちがって、オーナーさんが普段の手入れをしてくれることを待っています。まして旧いバイクなら尚更です。
当Web SHERPAは内燃機屋 iB(株)井上ボーリングの広報サイトです。これから毎月第2水曜日にお届けしたいと考えています。私たちはそのようにバイクを愛していただくこと、バイクに手を入れていただくことが、ずっと先にはエンジンの手入れをしていただくことにも結びついていると信じています。でも、まずはなにより、バイクの素晴らしさを多くの方に知っていただきたいんです。
これから始まるMonthly "Web SHERPA"をどうぞよろしくお願い致します。
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