•                                                                                    

バイクを愛してしまったら、自分で手入れしたくなるのは自然なこと。

VIDEO  CHIKA rides "Sammy Miller"

 

モータージャーナリスト先川知香さんをお招きして、iB井上の愛車BULTACO SherpaT "Sammy Miller model"のインプレッションをしていただきました!60年代後半、それまで英国製4ストロークモデルばかりだったトライアルシーンにスペインのBULTACOが「トライアルの神様"Sammy Miller"に開発を依頼して参戦大成功を収め、その後のトライアルシーンを2ストローク一辺倒に塗り替えてしまったという歴史的なマシンです。

「先川知香の 乗って 感じた!」第3回。
--
iBの所有するSherpaTは2008年のイーハトーブトライアル大会のコンクールデレガンスで第2位に輝いたマシンでもあります。

 

 
 
2017.4.30

先川知香の乗って感じた! --BULTACO SherpaT "Sammy Miller model"

第3弾  2017.6.5
 
今回乗らせてもらったのは、 BULTACO SHERPA T Sammy Miller Model
1967年に作られたというビンテージバイクで、しかもトライアル用。
そんな貴重すぎるバイクに乗っていいものかとドキドキしながら、まずは取り回し。
川越にあるモトクロスヴィレッジというモトクロス場で乗ってみるという事で、安定した場所までとりあえずバイクを押してみると、びっくりするぐらいの軽さ。
ある程度の排気量で、今までこんなにも取り回しやすいバイクに出会ったことがないかも!と思うぐらいの取り回しやすさ。
 

これは、緊張する事もなく楽々乗れるかもしれない。そんな期待を持ちながら、いざ乗ってみると・・・・。
エンジンの振動と、アイドリングの不安定さがスゴイ!!!!
そして、全然曲がらなーい!!!!!バイクってどうやって曲がるんだっけ?と不安になるぐらいの曲がらなさ。曲がらないというより、曲がりたいのに寝てくれないというのが正しい表現かも。

 
少ないオフロードでのバイクの乗り方の知識をかき集めてみたけど、寝てくれないから曲がるわけがない。
 
そうやって、苦戦している私に、オーナーの井上さんが、「それ、トライアルバイクだから立って乗って、ハンドル切るんだよ。」と一言。
 
「そういう事かっ!!!」確かに、ハンドルを切れば、バイクが寝なくても曲がれるし、立って乗った方が操作性が上がった気がする。
バイクって全部同じ乗り方じゃダメなんだね。 1つお勉強。
そして、もう1つ苦戦したのが、ペダルのギアとブレーキが通常と逆な事。
「んーーー。どっちだったっけ??」と、いったん考えてからするギアチェンジとブレーキは、やっぱり怖くて、慣れって大切だな~と改めて実感。

 
そんな、いろんな事に苦戦した、今回の BULTACO SHERPA T Sammy Miller Modelだったけど、私が産まれる何年も前に誕生したバイクが、現代のバイクとほとんど変わらない操作で、ほとんど変わらない走りを体感させてくれる。
もし、このバイクが人間だったら、「全然おじいちゃんに見えないですね~!元気すぎますよ!」って笑いながら、一緒に登山をしたい。そんな 1台でした。
 

 
 
 
 
CHIKAさんの最新情報は公式サイトでもご覧いただけます。
LinkIconchika-sakikawa.com